一人暮らしは随分と昔の事だけども

一人暮らしというと、一般に寂しいという感じがあります。年齢が60歳にもなるとその思いは周りからも言われそう。幸いにも私は連れ合いとも別れていないし。都会から戻った娘とも同居していて、そういうことは無い境遇である。

がしかし、一人暮らしせずにそばに居るせいで、家族でもいろいろと思いやりのない言葉や、しぐさでぶつかりあうこともしばしば。

たとえばドアを閉める音が大きいとか、テレビのチャンネルをどこにするか、風呂の中で体のアカを落とさないで等、それはそれで集団生活では当たり前のことであり、後で笑える楽しいことなのかもしれない。

一人暮らしは随分昔にしたけれど、寂しいと感じたことはなかった。ヒマなどといって家の中にじっとしていられないほど、都会は誘惑が多かったし。

仕事を覚えること大学のレポート作成、試験勉強などに追っかけられるように、休みの日はあちこちに出かけ友人をつくり、クラブやサークルに入り忙しかった。

そういうエネルギーが若さなのかもしれない、一人暮らしは懐かしい思い出だな。田舎の祭りも若い人たちがいないと活気がないと言われるのは、そういう特殊性がかもしだすものなのかもしれない。